タイトル・成績
栗原陵矢の40本塁打だけでは決まらない レイエスと近藤が示すパ・リーグの打撃勢力図
集計時点:2026年10月5日
40本塁打、118打点。栗原陵矢は、得点に直結する二つの部門でパ・リーグの先頭を走る。しかし打率の首位はレイエス、出塁率の首位は近藤健介だ。栗原の長打がひときわ目を引く一方で、打撃タイトルの首位を一人が占める状況にはなっていない。10月5日時点の争いには、それぞれの強みを持った打者たちが顔をそろえている。
この記事の内容
40本塁打と118打点、栗原の強打は得点に結び付いた
栗原は本塁打だけでなく、打点でも首位に立つ。40本の本塁打に118打点。長打を多く放ったという成果に加え、走者を返した打席の結果もリーグ最多に積み上がっている。今季のパ・リーグの強打者を挙げるとき、まず名前の出る成績だ。
もちろん、打点には打順や走者の出塁も関わる。118打点をすべて打者一人の能力として評価することはできない。それでも本塁打でもトップに立っている事実は、栗原自身の長打力が得点を生む大きな要素だったことを示す。二つの部門で首位に立つ重みは小さくない。
その栗原と同じソフトバンクで、別の部門をリードするのが近藤だ。出塁率は.431。長打の首位と出塁の首位が同じ球団にいることは、個人タイトルの顔ぶれとして際立っている。
レイエスの打率.313が、栗原の独占を阻む
打率の先頭に立つのは、日本ハムのレイエス。.313を記録し、ここでは栗原とは別の名前が首位にある。本塁打と打点で栗原が目立つ一方、打率ではレイエスが譲っていない。打撃タイトルの争いは、ソフトバンク勢だけでは完結しない。
さらに安打数では、オリックスの西川龍馬が155で首位に立つ。打率で先頭のレイエスと、最多安打を争う西川。安打を巡る二つの部門でも顔ぶれが分かれた。栗原、レイエス、近藤、西川と並べると、打撃の首位を争う選手の層は厚い。
盗塁はソフトバンクの周東佑京が30でトップ。本塁打、打点、出塁率に加えて盗塁にもソフトバンク勢が入る一方、打率と安打数では他球団の打者が先頭に立つ。この配置が、10月5日時点のパ・リーグの打撃タイトル争いである。
北山とエスピノーザの13勝、防御率では平良が先頭
投手部門で決着を残しているのが勝利数だ。日本ハムの北山亘基とオリックスのエスピノーザが、ともに13勝で首位に並ぶ。北山は勝率.813でもトップ。最多勝では並んでいても、勝率の部門では北山が先頭に立っている。
防御率では西武の平良海馬が1.36で首位、奪三振では楽天の荘司康誠が171で首位だ。勝利数の争いに名前の出る二人が、そのまま防御率や奪三振の先頭にいるわけではない。先発投手のタイトル争いにも、複数球団の投手が加わっている。
35セーブに3人。最後まで決着を残す救援部門
救援ではさらに並ぶ人数が増える。マチャド、横山陸人、杉山一樹が35セーブで同数首位。オリックス、ロッテ、ソフトバンクの投手が同じ記録で並び、この時点でセーブ部門の先頭を一人に絞ることはできない。ホールドポイントではロッテの鈴木昭汰が39で首位に立つ。
打撃では各部門にそれぞれの主役がいて、投手では勝利数とセーブ数に同数首位が残る。注目したいのは、残る試合でその並びがどう決着するか。栗原が長打の部門を守り、レイエスや近藤も首位を維持するのか。そして13勝、35セーブの同数首位は、そのまま最終成績になるのか。タイトルが確定するまで、パ・リーグには追うべき争いがいくつも残っている。
打撃6部門の首位一覧
2026年10月5日時点の首位を掲載。同じ記録で並ぶ選手もすべて含めている。
| 部門 | 選手 | 球団 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 打率 | レイエス | 日本ハム | .313 |
| 本塁打 | 栗原 陵矢 | ソフトバンク | 40 |
| 打点 | 栗原 陵矢 | ソフトバンク | 118 |
| 出塁率 | 近藤 健介 | ソフトバンク | .431 |
| 安打 | 西川 龍馬 | オリックス | 155 |
| 盗塁 | 周東 佑京 | ソフトバンク | 30 |
投手6部門の首位一覧
2026年10月5日時点の首位を掲載。同じ記録で並ぶ選手もすべて含めている。
| 部門 | 選手 | 球団 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 防御率 | 平良 海馬 | 西武 | 1.36 |
| 勝利 | 北山 亘基 | 日本ハム | 13 |
| 勝利 | エスピノーザ | オリックス | 13 |
| 勝率 | 北山 亘基 | 日本ハム | .813 |
| 奪三振 | 荘司 康誠 | 楽天 | 171 |
| セーブ | マチャド | オリックス | 35 |
| セーブ | 横山 陸人 | ロッテ | 35 |
| セーブ | 杉山 一樹 | ソフトバンク | 35 |
| ホールドポイント | 鈴木 昭汰 | ロッテ | 39 |
集計条件
2026年10月5日時点の一軍レギュラーシーズン成績。ポストシーズンは含めない。打率・出塁率・防御率・勝率は集計時点の掲載条件を満たす選手が対象。ホールドポイントはホールドと救援勝利の合計。未消化試合があり、タイトル獲得者や最終成績を示すものではない。