主将・松下歩叶が劇的サヨナラ打でMVP! 侍ジャパン大学代表、2大会ぶりの世界一!
2025年7月14日 更新
「第44回 日米大学野球選手権大会」は、侍ジャパン大学代表が3勝2敗でアメリカ代表を破り、2大会ぶり20回目の優勝を飾った。最終第5戦までもつれた激闘は、主将・松下歩叶(法政大)の劇的なサヨナラタイムリーで決着。大学野球の聖地・神宮球場に歓喜の輪が広がった。今大会で輝きを放った受賞選手たちの活躍を、公式記録と共に振り返る。
第44回 日米大学野球選手権大会 個人表彰選手
| 賞 | 選手名 | 所属 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 最高殊勲選手賞 (MVP) | 松下 歩叶 | 法政大学 | – |
| 最優秀投手賞 | 毛利 海大 | 明治大学 | 3試合 防御率0.00 |
| 首位打者賞 | 秋山 俊 | 中京大学 | 打率.429 (14打数6安打) |
| 敢闘賞 | クリス・レンバート | アメリカ代表 | – |
【MVP】主将の意地!法大・松下が決めた劇的サヨナラ打
最高殊勲選手賞(MVP)は、日本の主将としてチームを牽引し、優勝を決める劇的な一打を放った法政大学の松下歩叶が受賞した。2勝2敗で迎えた最終戦、同点で迎えた9回裏二死二塁の場面で打席に立つと、アメリカの剛腕投手の速球を完璧に捉え、センターオーバーのサヨナラタイムリー。主将として、そして4番として、最高の結果でチームを世界一に導いた。シリーズを通して見せたリーダーシップと勝負強さは、まさにMVPに相応しいものだった。
【最優秀投手賞】”ミスターゼロ”の衝撃!明大・毛利が圧巻の防御率0.00
最優秀投手賞には、リリーフとして3試合に登板し、1点の失点も許さなかった明治大学の毛利海大が輝いた。接戦の場面での登板が続いたが、キレのある速球と鋭い変化球でアメリカの強力打線を完全に沈黙させた。防御率0.00という完璧な成績で、日本の投手陣の柱として優勝に大きく貢献した。
【首位打者賞】安打製造機の実力発揮!中京大・秋山が打率.429で快音連発
首位打者賞は、大会トップの打率.429を記録した中京大学の秋山俊が獲得した。巧みなバットコントロールで広角に安打を打ち分け、日本のチャンスメーカーとして機能。14打数6安打とコンスタントに結果を残し、打線に繋がりをもたらした。厳しいマークの中でも結果を出し続けた打撃技術の高さは、相手チームにとって大きな脅威となった。
【敢闘賞】日本の投手陣を苦しめたアメリカの強打者
敢闘賞には、敗れたアメリカ代表からクリス・レンバートが選出された。日本の投手陣から長打を放つなど、シリーズを通してパワフルな打撃で存在感を示したことが評価された。彼の活躍は、最後まで日本を苦しめ、今大会が歴史に残る激戦となった要因の一つである。